Android App CNCの為の直接GコードCAM
空いた時間に2次元CAD用のG-コードが製作できるアプリです。
なぜこのアンドロイドアプリを作ったのか
一つ目の理由は、簡単な切削で、CADからCAM、そしてGコードの手間を省きたかったからです。
また、外出時に時間が空くことが有るので、時間を有効に使えればと考えました。
CAMアプリチュートリアル
今回は5cm角のモーターホルダーを製作します。
中央にシャフトが通る直径2mmの穴を開けます。
また、4箇所に直径2mmのネジ穴を開けます。
四隅には、半径5mmのRを付けます。
加工は直径2mmのボールエンドミルを使います。
厚さ1.5mmのアルミ板を使います。
下には捨て板を敷きます。
ツールの開始位置は(X=0,Y=0,Z=リファレンスポイント)です。
その場合、ツールパスは上の図のようになります。
穴の位置は変わりませんが、切り抜く線は外側に1mmずれます。
設定
設定では、無負荷時に移動する最高速度と、切削時に移動する速度を入力します。
同時に押さえ金具の大きさを考慮して、R点(リファレンスポイント)を入力してください。
また、スピンドルの回転速度を入力します。
しかし、今回は穴開けをするので、穴の設定を先にします。
ドゥエルタイムとは、下に到達した後、回転しながら待つ時間です。
CAMアプリでのGコード製作
この後広告ボタンを押して、興味があれば見てください。
興味が無ければスルーしてください。
広告ボタンを押した後、表示されるまで10秒程度掛かります。
スタートボタンが押せる状態になったら、Gコードの製作を始めることが可能です。
切り抜いた後では、穴位置がずれるので、初めに穴を開けます。
穴開けは、X軸の位置とY軸の位置を入力して、穴開けボタンを押します。
今回は現在位置(0,0)に近い位置のX=15,Y=15を入力してボタンを押します。
中央、右下、右上、左上の順で入力後、ボタンを押すを繰り返します。
穴を開け終わると、毎回R点に戻るので、現在は(15,35,1)の位置になっています。
その為、次は上辺の線を左から右に切削します。
ラインの始点まで無負荷移動をしますので、X=5,Y=51を入力して、高速移動ボタンを押してください。
直径2mmのボールエンドミルを使っていますので、その半径1mm分を外側にずらせば、適切なサイズが切り抜けます。
今回は真直ぐに掘り下げる方法をとりますので、Z=-2を入力して切削移動ボタンを押します。
この移動の後で、右に切削移動をすると、上辺が切り抜けます。
X=45,Y=51を入力して切削移動ボタンを押してください。
次にこのまま右上のコーナーを切り抜きます。
終点のX=51,Y=45を入力して円弧移動ボタンを押すと、回転方向の選択が出てきます。
今回は時計回りですので、右回りを選択して、半径=6を入力します。
右辺の切り抜きは、Y軸のみの移動となります。
単軸の移動の場合、Y=5のみを入力して、切削移動ボタンを押します。
そうするとXは変わらず51、Y=5、Zも変わらずー2の位置になります。
そして右下のコーナーの移動です。
X=45,Y=-1、右回りを選択して、半径=6を入力します。
同じようにして切抜きを終わらせれば、モーターホルダーの完成です。
ただ、最後の辺とコーナーを切るときは、板の振動が予想されますので、各自対策をしてください。
Androidアプリのダウンロード
Direct G-Code CAM for CNC in Google Play
からダウンロード可能です。